低圧鋳造製品の特徴
当社の低圧鋳造は500kgの保持炉を有した鋳造機で炉内に低いエアー圧をかけることで金型にスムーズに溶けたアルミ合金を充填します。
鋳造時にアルミ酸化物の巻き込むことがない為、高品位で安定した製品を作り出せます。
金型に比較的低い圧力で溶湯を流し込み成型する方法で、高品質の鋳物が作成できます。
当社では約100kgの鋳物まで対応しています。
低圧鋳造製法
低圧鋳造法は、1気圧程度の低い圧力で溶解金属を下から上へ比較的低速で注入します。ピンホールや巣穴の欠陥を少なく抑えることがきます。
代表的な製品はガス用部品、把手等で、アルミ製品が多いです。
構造を詳しく見る
低圧鋳造製法は、溶解金属を溜めて密閉したルツボ上の固定プレートに下型をセットし、上下に移動する可動プレートに上型をセットします。
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低圧鋳造機に上型、下型を取付け、スライドシリンダーが伸びて、上型が下降して、下型と密着します。
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エアー注入口より圧縮空気を送り込みます。その気圧でストロークからアルミ溶湯が上へ押し上げられて、下型に注入されます。
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製品の凝固時間(数分~数十分)が経過後、スライドシリンダーが縮んで、可動プレートが上昇し、型が開きます。
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専用工具で上型より製品を取り出します。
主に低圧鋳造製法が用いられている分野
- 織機のフランジ
- 自動車の部品
取り扱い素材
AC4C / AC4CH / AC8A / 他
製品紹介
織機のフランジ
(単位:mm)
直径300~1500
オイルパン
高さ104×幅397×奥行540(単位:mm)
重量:10.9kg
エアコン部品
高さ70×直径151(単位:mm)
重量:2.4kg